ソプラノが鳴る  liner notes

 

 

Dr 長谷の「タムから始まる曲をやりたい」と言う要望に答え

Ba 古谷書いた曲。珍しくコード進行は素直でシンプル。(笑)

当初はリード曲になる予定は無く、

むしろ今作には収録しないという案もあったぐらいだったが、

ライブでの演奏を重ね、

この曲が持っていた強さやスケールの大きさに、

後から自分たちが気付くになり、今作に収録するに至った。

「ソプラノ」が「心の声」を指し、

「心の中で本当は何を考えてるのか、

相手に対して自分は心からのどんな言葉を投げかけられるか」をテーマとした。

枠を大きくとらえた 「鼓動」のようなタムの流れから一変、

サビからは疾走感を得て速いビートになる。

三和音のコーラスも相まってサビは一気にひらけ、

この曲のもう一つの表情が見える。

グランドピアノで弾かれた冒頭の鍵盤フレーズは

サビとのギャップを付けていて、

サビの鍵盤フレーズだけでも一連のオブリガードが潜んでいるような造りにした。

ベースライ ンはシンプルで、歌を最大限聴かせるように徹していてくれている。Chameleon label下川さんによるストリングスアレンジもあり、

この曲の品をさらに上げてくれた。

 

阿部さとみ