沈黙の夜  liner notes

 

 

Ba 古谷がベースフレーズから作曲。

余白感を意識して所々に出てくる空白、

アクセントやキメがふんだんに盛り込まれていて、

キーボードの在り方やドラムパターンまで

彼により編み出されたものである。

ベースは、サビは重厚感がたっぷりだが、

ソロなどの 細かいフレーズも存在感たっぷりだ。

セクションごとにブレイクがあり、

スイッチを切り替えたような展開のされ方は、

歌詞の世界の主人公が複数のシーンを

次々に思い返している様子を表現していて、

サビでのロックな要素を残したハーフビートは

それまでの流れをガラッと大きく変えてくれている。

裏打ちを強調するようなノイズの入り方は、

この楽曲で初めてサイドチェインを教わって、

この曲にダンス寄りの雰囲気を漂わせて くれている。

 

阿部さとみ